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派遣隊員近況報告など
皆さん、こんばんわ!

またもや更新が滞ってしまい申し訳ありません。

さて今回は派遣隊員の活躍を紹介させていただきます。

本派遣隊は一次隊、二次隊ともにさまざまな背景を持った方々が参加しております。

具体的には派遣隊長殿は現役僧侶、一次隊副隊長殿はジャーナリスト、二次隊副隊長殿は現役僧侶、現役自衛官。そのほかにも退役自衛官、会社役員、会社員、カメラマン、現役大学生、JOCVボランティアの方々など老若男女問わずそれぞれ各分野で培った技能を持って活動に取り組んでいます。(ちなみに私は現役大学生(でした)兼ね予備自衛官という立場で参加していました。)

その中のお一人で元海上自衛官の村中博文さん(一次隊、二次隊参加)が母校の拓殖大学にてガダルカナル(本派遣隊)、硫黄島において参加された遺骨収容活動について拓殖大学学友会誌に掲載されました。
http://www.takushoku-alumni.jp/contents/03_active/c032_network/c032_network_20130130_1624.html

私は二次隊には参加しておりませんので、村中さんとご一緒したのは2年近く前になりますが、中継隊や留守隊の野営の際、焚き火を囲んでさまざまなことについて語り合ったのは今もよく覚えております。

このような形で隊員の皆様が活躍され、本派遣隊の活動が広められてゆくことを心よりうれしく感じる次第です!

(おしらせ)
第3次自主派遣隊員の志願書申込み締切が近付いております!ご参加される方はお早めにお願いいたします!
*申込書平成25年5月1日(水) 事務局必着(詳しくはこちらをご覧ください)

また、5月5,6日には合宿研修会・説明会・面談を予定しております。
このご様子もまた、ブログにてご報告できればと思います。


第三次自主派遣隊の申し込みは終了いたしました。御志願ありがとうございました。

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<告知>

第一次自主派遣隊の活動が「歴史群像」に掲載されました!


2012年8月に行いました第二次自主派遣隊の活動を紹介するスライドがYOU TUBEにて公開されましたのでご紹介いたします。




第一次自主派遣隊のスライドも引き続き公開中です!





2013/04/07(Sun) | 告知、ごあいさつetc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
第3次自主派遣隊員募集を開始しました
このたび第3次自主派遣隊の募集が開始されましたのでご連絡いたします。

本派遣隊では昨年、一昨年に引き続き今年もいまだ祖国帰還を果たせぬご英霊をお迎えするために活動を予定しております。

今までブログでもたびたびお伝えしておりますが、御遺骨が一番多く残る密林内の環境は大変過酷です。

すさまじい湿気、上り下りが続く険しい地形、足にまとわりつくとげの生えた蔦、マラリア蚊・・・・

私が最初に密林に入って思ったのは「密林内での活動は到底お年寄りには無理だ」ということです。

過酷な環境での活動には若い力が不可欠です!これだけは断言できます。

また、募集要項にもありますが、本活動は決して楽なものではありません。常にご英霊と真剣に向き合い、傷病リスクが伴う、真剣かつ危険な活動です。つきましては興味本位での御志願、御参加は固くお断りいたします。

一人でも多くの力を結集したいと思いますので、ぜひ拡散のほどをお願いいたします。




       ガダルカナル島未送還遺骨情報収集活動

          第3次自主派遣隊員募集要項



◎実施日  平成25年8月17日(土)~8月31日(土)【予定】 13泊15日間 (2週間)

  ※社会人は前半または後半1週間の参加も可とします。

◎活動母体 全国ソロモン会  NPO法人JYMA日本青年遺骨収集団  第二師団勇会

◎発足経緯と目的

 これまで私たちは、ソロモン諸島で亡くなった戦没者の慰霊供養のため、何度も当地を訪れてきました。しかしそこで目にしたのは、未だ祖国に還ることの叶わぬ将兵たちの変わり果てた姿でした。昭和17年8月の米軍のガ島上陸以降、半年に及んだ戦闘では、約2万名以上の軍人・軍属が戦闘のみならず飢えや病で亡くなりました。その多くが過去の遺骨帰還事業で収容されましたが、しかしそれらは主戦場だった地域が中心で、実際にはソロモン戦から70年を経過した今なお、密林の奥深くで祖国からの迎えを待つ人々がいます。私たちはこうした戦没将兵たちの情報を収集し、可能な限り収容に努め、もって慰霊と追悼の誠を捧げたいと考え、平成22年より本活動を開始いたしました。

 私たちの目的は、厚生労働省が実施する海外未送還遺骨情報収集事業に資するため、大東亜戦争中、とりわけガダルカナル島『丸山道』等の密林奥地にて散華された戦没者の遺骨情報収集、または許容される範囲での遺骨収容と慰霊供養を、自己完結型の活動によって自主的に行なうことです。

 本活動は観光旅行ではありません。また思想信条等の議論を目的とするものでもありません。したがって興味本位での参加は固くお断りいたします。

 

上記の主旨に鑑み、有志隊員の条件を下記のように定めます。

◎隊員資格

 

【年齢】19歳~65歳位(未成年および学生は保護者の許可が必要です)

●英霊に対して敬意を払える者

●真面目に協力し合って務めることのできる者

●体力・士気ともに旺盛である者

●命令・指示を遵守できる者

●野営生活に耐え得る者(数日間、密林のテントで生活します)

・英会話力を有する者

・無線、炊事、医療、衛生、撮影(記録)、登山技術等を有する者

・僧侶・神職等の資格を有する者

・遺骨収集活動の経験を有する者、または経験は無くとも事前の研修・訓練に参加する意志のある者

※2月下旬より毎月1回(週末)、説明会・研修会・登山訓練等いずれかを実施致します。ご参加をお願いしております。

※上記9項目のうち、6つ以上の条件を満たした上で志願していただきます(●印は必須条件)。適性次第で、後方支援隊(ホテル常駐)または中継隊(村落常駐)の担当とします。

→4月27日(土)【予定】に面接を2回実施し、適格者のみを有志隊員といたします。

 

※有志隊員には若干の支度金を交付します。

◎募集人員  20名~30名

◎費  用 約30万円程度 (保有する個人装備品の有無、航空券により変動があります。)

◎被  服 制服上下、制帽、ベルトの貸与あり

◎志願書について  こちらからダウンロード出来ます。→平成25年度志願書PDFファイル



※志願書ご提出の締切はありません。しかしながら、2月より毎月、説明会・研修会・登山訓練等を実施致します。よってお早めのお申込みをお勧め致します。

☆志願書の送付先(または質問受付):

〒111-0035 東京都台東区西浅草3-28-1 寿仙院内 ガダルカナル島自主派遣隊事務局  

TEL:: 090-4060-3788 (担当:崎津)

◎活動の実施方法 (概略)

(1)
情報収集活動は、戦友からの直接聴取、戦史書・戦友会出版物、現地案内人や村落での情報を参考に『丸山道』や他の村落等を捜索し、安全な野営地を確保しつつ、自己完結型の活動により残存遺骨情報を収集する。

(2)
活動は安全第一を大前提とし、派遣隊員(日本人若年層有志) 、現地隊員で構成し、それぞれが役割を担い、3個班乃至4個班に分かれ、各所で交代の上、捜索・慰霊・情報収集等を行う。

(3)
事前に厚生労働省並びに現地日本国大使館と連絡・協議をしつつ、確認出来た遺骨は出来るだけ収容し、同大使館に保管を要請するか、厚生労働省の指示に従う。

(4)
未収容でも確認出来た遺骨については、残存遺骨情報記録票等必要な事項を報告書にまとめ、厚生労働省に報告する。

(5)
現地の法令、習慣、信仰、掟等を遵守するとともに、地域の実情や風習には特に配慮し、事故、争い等がないよう厳重に注意する。

(6)
全行程は団体行動であり、隊員は派遣隊長の指示に従って行動する。

(7)
本活動に関する細項は、別途、実施要領に定める。



◎当該調査・活動に関する実績

事前初期調査
平成22年2月
実施済み
全国ソロモン会・日蓮宗僧侶
計2名

政府派遣(分派)
平成22年3月
実施済み
全国ソロモン会・JYMA
計2名
4柱収容

第1次偵察派遣
平成22年9月
実施済み
全国ソロモン会・JYMA
計2名
6柱収容


第2次偵察派遣

平成23年7月
実施済み
全国ソロモン会
計1名


第1次自主派遣

平成23年8月
実施済み
自主派遣隊員
計20名
27柱収容(全体で38柱)


第3次偵察派遣

平成24年5月
実施済み
全国ソロモン会・JYMA
計2名

第2次自主派遣
平成24年8月
実施済み
自主派遣隊員
計24名
7柱収容(全体で85柱)

第4次偵察派遣
平成25年5月
予定
全国ソロモン会・他




◎本活動にご賛同頂ける皆様へ


活動費のご支援をお願い致します。

この活動費とは、お供物、現地調達物資や車両借上げ代等を指します。

ご賛助頂ける方は、下記お振込み先までお願い申し上げます。


東京東信用金庫 三筋支店 (店番号136) 普通 3408803

  (口座名) ガダルカナル島自主派遣隊


※ご賛助賜りました方には、出発前に当隊の実施要領、現地では施主様として慰霊法要時にソロモン諸島方面のご英霊にお名前をお読み上げし、帰国後には写真付活動報告書をお送りさせて頂きます。お手数ですが、下記までご連絡頂きますようお願い申し上げます。

 〒111-0035 東京都台東区西浅草3-28-1 寿仙院内 全国ソロモン会事務局

ガダルカナル島自主派遣隊事務局 (担当崎津) 電話:03-3841-5011 または 090-4060-3788

メール:info@japan-solomon.com

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第一次自主派遣隊の活動が「歴史群像」に掲載されました!


2012年8月に行いました第二次自主派遣隊の活動を紹介するスライドがYOU TUBEにて公開されましたのでご紹介いたします。




第一次自主派遣隊のスライドも引き続き公開中です!


2013/01/21(Mon) | 告知、ごあいさつetc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
謹賀新年
2013年新年明けましておめでとうございます!
今年も一年よろしくお願いいたします!


さて、このブログも開設した2010年12月26日より数えること、今年で早くも3年目に突入しました。

今後ともあまり更新頻度は多くないかもしれませんがより多くの派遣隊の活動や現地ソロモンの状況、戦史のことなどを皆様にお伝えしてゆきたいと思っております。

2013年最初のブログでは書籍の紹介をいたしたいと思います。


われソロモンに死すとも

潮書房光人社 NF文庫 2012
われソロモンに死すとも―ガダルカナル戦記 (光人社NF文庫)われソロモンに死すとも―ガダルカナル戦記 (光人社NF文庫)
(2012/11/30)
「丸」編集部

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戦史ものには定評のある光人社NF文庫からの一冊になります。
以前軍事雑誌 月刊「丸」に寄稿されたソロモンでの体験談を5編まとめたものになります。

ガ島に上陸した海軍陸戦隊の方の体験談もあれば、ニューギニアでの体験談も含まれています。この中の1編に当派遣隊が一昨年活動した第一野戦病院におられた軍医の方による手記があります。
手記には当時の野戦病院内の状況がいかに悲惨なものであったのか、「死屍累々」といった言葉がまさに当てはまる状況であったことが読み取れます。

これを読んで改めてまた、ガ島にゆかねばならないと痛感した次第です。

5編の中の1編はガ島上陸からで戦死する直前まで記された鈴木正光陸軍中尉の日記なのですが、最後にこの日記の1月1日の部分を記載し終わりとしたいと思います。

(以下本文ママ)

 1月1日(注、昭和十八年)
 きのう、観測所より下りしものは段列にも泊まりえず、段列より直接自生地にきたりてそこにて休みあり。それにても一月一日の朝食をかろうじて段列においてなし、それらの者のところにきたる。
 一月一日のそれらの者のまず食せし馳走は何ぞや。椰子パンといえる椰子の実なり、哀れというべし。今日が元旦なり。門松もなく、餅もなく、トソもなく、これが元旦か。暑き地の元旦、一生においてもっとも深刻に心にきざまるべき元旦なり。
 自生地における幕舎設備、それもきょうの仕事、みずから食うものを探す、それもきょうの仕事、思い出となるべき元旦なるかな。
 夕方、岡本、椰子パンの古きものを海水にてゆでてくる。正月用品受領に行きし近藤、長田、各人に行きわたるごとく牛野菜の罐詰を受領しきたる。それに煙草、栄養精二粒、心合える指揮小隊の者ばかり五名、いずれも舌鼓をうつ。長きこと満足に味のつけるものを食いたることなきにうまく、味つきたる牛野菜の罐詰を食う時の気持は、じつにこれのみにて元旦なりという気持して、満足なりと思いたり。
 椰子パンをゆでし海水もちょうどスープのごとく、ゆでし椰子パンも何か野菜により、かんたんなる西洋料理のごとく舌を焼傷し、さらに昼間たおせし椰子の汁やら新芽やらにて、食いすぎるほど食うことのできたる元旦。みずから満足すべきにあらずや。
 夜、星空に天幕をかぶり、蚊と戦いつつ寝ぬ。これも印象に残るべき正月なり。将来においておそらくこの正月こそ、最も印象に残るべく、また残らん。


野戦重砲兵第四聯隊 指揮小隊長 陸軍中尉 鈴木正光  昭和十八年一月二十七日 戦死



ちなみに昨年の元旦は若林 東一 陸軍大尉の電文を紹介させていただきました。



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<告知>

2012年8月に行いました第二次自主派遣隊の活動を紹介するスライドがYOU TUBEにて公開されましたのでご紹介いたします。




第一次自主派遣隊のスライドも引き続き公開中です!

2013/01/06(Sun) | 告知、ごあいさつetc | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
第二次派遣隊ユチューブスライドが公開されました
ご無沙汰しております!

2012年も残り半月を数えるばかりとなりました。
時間の過ぎる速度もまさに師「走」といったところですね!!

さてこのたび今年の8月に行われました第二次自主派遣隊の活動を紹介するスライドがYOU TUBEにて公開されましたのでご紹介いたします



相変わらずソロモンの緑の濃さには圧倒されるばかりです。

昨年度もそうでしたが、今年度もソロモン海に面して海軍部隊の慰霊法要を行いました。
ソロモンでは陸軍部隊だけでなく数度にわたる海戦で多くの海軍部隊が水漬く屍となっております。
アイアンボトム・サウンド

海底遺骨の収容は難しいですが、出来うることとして海辺からの供養をさせていただきました。合掌。
2012/12/16(Sun) | 告知、ごあいさつetc | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
Y.Sato先生テレビ出演と戦史検定の御報告
御無沙汰しております!

ついこないだまで半そでで暑い暑いと言っていたのに、もうすっかり寒くなってしまいましたね!

ちなみに南半球に属するソロモン諸島ではそろそろ「雨季」に入ります。

通常、派遣隊が現地を訪れるときは8月・・・すなわち乾期なのですが、この時でさえ蒸し暑い密林内は雨期に入ると大変なことになります!


さて、このたびは2つのことをお知らせしたいと思います。

1、Y.Sato先生テレビ出演

現地在住でソロモン諸島国国会議員を務められ、当派遣隊にも多大ないただいているY.SATO先生がこのたびテレビ出演されました。

日時:11月2日(金) 1954時より
テレビ東京
番組名 『世界ナゼそこに?日本人 ~知られざる波乱万丈伝~』
     初回2時間スペシャル
    



すでに放送は終了しておりますが、せめてもの御報告ならびに、皆さまの「あの放送がそうだったのか!」や「ひょっとしてまだ録画残ってるかも!?」を期待して掲載させていただきました。

ちなみに、番組にてソロモン諸島が紹介される過程で遺骨収集のことが若干ふれられていたのは多少なりとも評価に値するのかなとも思いました。

しかし!Y.SATO先生が現地の方と日本軍の山砲と思わしきものの前で写られている写真に対しては「現地の人々との友好が・・・」の様なナレーションとともに軽く流されてしまい、「そこはもっと触れてよ!」と思わず突っ込みを入れてしまいました(笑)

ちなみに山砲とは分解して人力搬送できる日本軍の大砲のことです。人力搬送できるとはいうものの、鉄の塊には違いなく搬送の際は非常に苦労なされたそうです。私は見たことがありませんが、こういったものも丸山道の山中にはあるといいますから本当に昔の人はすごかったのだなとつくづく思わされます。


2、戦史検定

11月18日に大正大学にて第3回戦史検定が行われました。
戦史検定はおととしより行われている大東亜戦史にまつわる検定で収益金は国内外の慰霊碑の保全にあてられます。第一回検定の収益金はガダルカナル島の慰霊碑保全にあてられました。

受験級には「初級」「中上級」があり、私はこの二つを併願しました。
戦史にはそこそこ自信のある私ですが「こんなことをきいてくるのか!?」と驚かされる面も多々ありましたが、知らないことを知るというチャレンジの意味においてもよい勉強になりました。


当日はJYMA 日本青年遺骨収集団や全国ソロモン会の自主派遣隊でもなじみのある方々が会場にて活動されており、今年私は受験者という立場でしたが大変心強く思った次第です。

結果は12月8日に郵送されるそうです。どのような結果か今から楽しみです^^

ちなみに戦史検定公式テキスト「図解 太平洋戦争」はこちらになります。大まかな戦史がきれいにまとまっていますので是非ご一読ください。
図解 太平洋戦争 (歴史がおもしろいシリーズ!)図解 太平洋戦争 (歴史がおもしろいシリーズ!)
(2010/07)
後藤 寿一

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